漢方処方 保険で使える全種類まるごと解説

  • ページ数 : 318頁
  • 書籍発行日 : 2018年4月
  • 電子版発売日 : 2018年9月7日
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商品情報

内容

1方剤見開き2ページで見やすく紹介!漢方のプロの処方の実際がわかる!

保険適用内で処方できる漢方薬148方剤の「主な効果・効能」「生薬構成」「一般的な使い方・使用目標」「私はこういうときに、こう使っている」について専門家が簡潔かつ平易に解説します。症状ごとの処方についてまとめた好評書【 漢方処方 定石と次の一手】と共に、漢方薬を処方する機会のあるドクターにとって大いに役立つ1冊です。

序文

はじめに

漢方処方「完全解説本」をつくりました.

保険適用内で使える全148 処方について網羅してあります.

誰でもそうでしょうが,指定テキストや各種試験対策本以外であれば,本は「欲しい,買いたい」と思うものしか買いませんよね(まあ,義理で買う場合,買わされる場合もありますが...).

私もこれまでに20 冊ほど本を書いてきましたが,自分が「欲しい,買ってでも読みたい」と思うものを書いてきたつもりです(できばえは棚に上げておくとして,ですが).

本書でも,もちろんそれを狙いました.

さて,どんな漢方処方の本なら,欲しいと思うでしょうか.自分に書けるでしょうか.

自分で知っていること・調べて知ったこと以外のものは書けません.

ある日,

「そうだ!みんなで書けばいいんだ!」

と思いついてつくったのが,前作「漢方処方

定石と次の一手」でした.

病態や疾患別に,全国各地で漢方診療の前線に立っている8 名のドクターに執筆を依頼して,予想以上によいものができたと自負しています.

また,そのときの著者の田中耕一郎先生とは,一緒に「漢方一問一答

99 の素朴なギモンに答えます!」という別の本をつくることもできました.

さて,東京・吉祥寺というところは,狭いエリアで漢方診療に当たっている医師が多いという,全国でも珍しいところではないかと思います.

田中先生,長瀬眞彦先生ともよく顔を合わせて漢方の話などやっていますが,この3 人で意気投合して本書の企画を立ち上げました.バリバリの中医・長瀬先生,バリバリの大学教官・田中先生,バリバリの(つもりの)開業医・入江が,それぞれの持ち味を最大限に発揮しながら,それでもまとまった本を作ってみました.

本書は「である」調の文章で比較的堅めに仕上げましたが,実際は3 人で飲み食いしながら談義した部分,というより談義を目的に飲み食いしながらできた部分も少なくありませんので,気楽にお読みいただければ幸いです.


2018 年春

著者を代表して 入江 祥史

目次


● 安中散(あんちゅうさん)

● 胃苓湯(いれいとう)

● 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)

● 茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)

● 温経湯(うんけいとう)

● 温清飲(うんせいいん)

● 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

● 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)

● 黄芩湯(おうごんとう)

● 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

● 黄連湯(おうれんとう)

● 乙字湯(おつじとう)

● 葛根加朮附湯(かっこんかじゅつぶとう)

● 葛根湯(かっこんとう)

● 葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

● 加味帰脾湯(かみきひとう)

● 加味逍遙散(かみしょうようさん)

● 甘草湯(かんぞうとう)

● 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

● 桔梗石膏(ききょうせっこう)

● 桔梗湯(ききょうとう)

● 帰脾湯(きひとう)

● 芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

● 芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)

● 九味檳榔湯(くみびんろうとう)

● 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

● 桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)

● 桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)

● 桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくきょうにんとう)

● 桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

● 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)

● 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

● 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

● 桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)

● 桂枝湯(けいしとう)

● 桂枝人参湯(けいしにんじんとう)

● 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

● 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

● 桂芍知母湯(けいしゃくちもとう)

● 啓脾湯(けいひとう)

● 桂麻各半湯(けいまかくはんとう)

● 香蘇散(こうそさん)

● 五虎湯(ごことう)

● 五積散(ごしゃくさん)

● 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

● 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

● 五淋散(ごりんさん)

● 五苓散(ごれいさん)

● 柴陥湯(さいかんとう)

● 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

● 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

● 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

● 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)

● 柴朴湯(さいぼくとう)

● 柴苓湯(さいれいとう)

● 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

● 酸棗仁湯(さんそうにんとう)

● 三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)

● 滋陰降火湯(じいんこうかとう)

● 滋陰至宝湯(じいんしほうとう)

● 紫雲膏(しうんこう)

● 四逆散(しぎゃくさん)

● 四君子湯(しくんしとう)

● 梔子柏皮湯(ししはくひとう)

● 七物降下湯(しちもつこうかとう)

● 四物湯(しもつとう)

● 炙甘草湯(しゃかんぞうとう)

● 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

● 芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう)

● 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

● 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

● 潤腸湯(じゅんちょうとう)

● 小建中湯(しょうけんちゅうとう)

● 小柴胡湯(しょうさいことう)

● 小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)

● 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

● 小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)

● 消風散(しょうふうさん)

● 升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)

● 四苓湯(しれいとう)

● 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

● 参蘇飲(じんそいん)

● 神秘湯(しんぴとう)

● 真武湯(しんぶとう)

● 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

● 清暑益気湯(せいしょえっきとう)

● 清心蓮子飲(せいしんれんしいん)

● 清肺湯(せいはいとう)

● 川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)

● 疎経活血湯(そけいかっけつとう)

● 大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)

● 大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)

● 大建中湯(だいけんちゅうとう)

● 大柴胡湯(だいさいことう)

● 大柴胡湯去大黄(だいさいことうきょだいおう)

● 大承気湯(だいじょうきとう)

● 大防風湯(だいぼうふうとう)

● 竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)

● 治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)

● 治頭瘡一方(ぢづそういっぽう)

● 調胃承気湯(ちょういじょうきとう)

● 釣藤散(ちょうとうさん)

● 腸癰湯(ちょうようとう)

● 猪苓湯(ちょれいとう)

● 猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう)

● 通導散(つうどうさん)

● 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

● 当帰飲子(とうきいんし)

● 当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)

● 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

● 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

● 当帰芍薬散加附子(とうきしゃくやくさんかぶし)

● 当帰湯(とうきとう)

● 二朮湯(にじゅつとう)

● 二陳湯(にちんとう)

● 女神散(にょしんさん)

● 人参湯(にんじんとう)

● 人参養栄湯(にんじんようえいとう)

● 排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)

● 麦門冬湯(ばくもんどうとう)

● 八味地黄丸(はちみじおうがん)

● 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

● 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

● 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

● 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

● 茯苓飲(ぶくりょういん)

● 茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)

● 附子理中湯(ぶしりちゅうとう)

● 平胃散(へいいさん)

● 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

● 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

● 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

● 麻黄湯(まおうとう)

● 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)

● 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

● 麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)

● 麻子仁丸(ましにんがん)

● 木防已湯(もくぼういとう)

● 薏苡仁湯(よくいにんとう)

● 抑肝散(よくかんさん)

● 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

● 六君子湯(りっくんしとう)

● 立効散(りっこうさん)

● 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

● 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)

● 苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

● 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

● 六味丸(ろくみがん)


全体への参考文献

生薬・処方一覧

事項索引


Column

1 漢方処方の出典について(1)

2 漢方処方の出典について(2)本朝経験方とは

3 エキスにない名方

4 御屠蘇と七味唐辛子と漢方薬

5 カレーと漢方薬

6 最強の漢方薬はどれだ?(1)便秘編

7 漢方薬の利点―小青竜湯と現代薬―

8 最強の漢方薬はどれだ?(2)冷え症編

9 感染症治療と漢方薬

10 漢方は,どこからきて,どこへいくのか?

11 疲れに効く漢方薬

12 歯科と漢方

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書籍情報

  • ISBN:9784498069244
  • ページ数:318頁
  • 書籍発行日:2018年4月
  • 電子版発売日:2018年9月7日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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