小児科漢方16の処方 改訂2版

  • ページ数 : 138頁
  • 書籍発行日 : 2017年10月
  • 電子版発売日 : 2017年11月24日
¥2,640(税込)
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商品情報

内容

今日から使える「子供の漢方」16処方を掲載。

無駄を出さない16処方という限定した漢方薬を、先端の小児科臨床に縦横に活用するという著書のコンセプトが光ります。システムバイオロジーの考えかたによる漢方方剤の分析など,最新の知見も盛り込みました。小児科漢方のエッセンスがここに!

序文

2版の序

 

小児科の臨床でもっと積極的に漢方薬を使用できるようにと、4年前に本書の初版を執筆しました。その後刷数を重ね、改訂版を出せることになりました。読者の皆様に感謝申し上げます。

初版でも記載しましたが、本書の対象疾患は、多くは小児科領域のプライマリケアで遭遇する疾患です。医療・医学は、まれな難治性疾患のみを対象とするのではなく、日ごろよく診る、日常生活の中にある疾患から出発すると考える所以です。

東アジア伝統医学が日本で発展したものが「漢方」です。この伝統医学には「証」(しょう)という概念が基底にあります。「証」とはいわば治療への反応性です。「証」に着眼して処方の効果を実証し、それによって漢方薬を現在に復権できると考えています。

また、現在の生物医学にsystems biologyという新しい領域があります。systems biologyはこれまでの要素還元主義の限界を超える方法論です。本書ではsystems biologyの知見を新たに取り入れました。生物界の多様性をシステムとして捉えるsystems biologyは、疾患を全体としてとらえる東アジア伝統医学と相似的です。今後、医療は個別医療・患者志向・precision medicineへ向かいます。この視点と方法論は東アジア伝統医学の中に継続してきたものです。新しい視点から東アジアの伝統医学にアプローチし、漢方の伝統の中にある科学性を皆さんと共有できれば幸いです。

本書によって多くの方が漢方に親しんでくださることを祈りつつ。


2017年7月

著者

目次

総 論

I 本邦医学小史

はじめに

わが国における医学の起こり

わが国における医学の基礎

江戸期の医学

明治維新と漢方医学

漢方医学の復興

戦後の漢方医学

世界的にもまれな日本医療の優位点


II 小児科漢方処方にあたって知っておきたいこと

1. はじめに

2. 漢方治療の特徴

コラム❶ 超多成分薬剤としての漢方

3. 漢方薬の作用

4. 個別医療としての漢方

5. システムバイオロジー(Systems Biology)と漢方

コラム❷ システムバイオロジーとオフターゲットエフェクト

6. 漢方薬の処方量と飲ませ方

各論:小児科漢方処方16

No.1 虚弱体質の子ども

No.2 疲れやすい子ども

No.3 アトピー性皮膚炎に

No.4 感冒 インフルエンザ

No.5 「ノドチク」の風邪

No.6 喉の腫れ、ほてりに

No.7 水っぽい鼻水、痰に

No.8 ウイルス性上気道炎、反復性扁桃炎

No.9 風邪をひきやすい、疲れやすい子どもに

No.10 嘔気、嘔吐に

No.11 便秘に

No.12 反復感染に

No.13 胃食道逆流症に

コラム❸ 特定病因論から複雑系の時代へ

No.14 子供に同行する母親に(婦人科の三大漢方)

No.15 夜泣き、夜驚症、発達障害に

コラム❹ 発達障害へのもう一つの処方

No.16 夜尿症に


あとがき

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書籍情報

  • ISBN:9784498069053
  • ページ数:138頁
  • 書籍発行日:2017年10月
  • 電子版発売日:2017年11月24日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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