
アトラス骨・関節画像診断 3.外傷
戸山 芳昭 (シリーズ監修) / 山本 謙吾 (編集)
株式会社 中外医学社
169 頁
(2011年2月)


整形外科領域の代表的疾患画像を網羅する「アトラス 骨・関節画像診断」シリーズの「外傷」編。医療がきわめて細分化された現代においても、運動器を扱う整形外科医にとり、骨・軟部組織に関する外傷学がすべての根幹にあることは変わらない。中でも、日常診療で遭遇する頻度の高い50項目を厳選した本書は、すべての整形外科医に必携です。
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整形外科領域の代表的疾患画像を網羅する「アトラス 骨・関節画像診断」シリーズ.その「外傷」編.医療がきわめて細分化された現代においても,運動器を扱う整形外科医にとり,骨・軟部組織に関する外傷学がすべての根幹にあることは変わらない.中でも,日常診療で遭遇する頻度の高い50項目を厳選し,それぞれのエキスパートが執筆した.すべての整形外科医の診察室の机上にあって,診療を強力にサポートしうる1冊である.
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監修の序
厚生労働省で3年に一度実施している国民生活基礎調査からも明らかなように,国民の自覚症状の上位を腰痛や肩こり,関節痛などの運動器障害が占めている.実際の受診病名別でも腰痛は高血圧の次に多い疾患にランクされている.さらに,関節症や転倒・骨折が要支援・要介護の原因として大きく関与していることも明らかとなっている.これらの運動器疾患・障害は高齢化と共に増加の一途を辿ることは間違いなく,整形外科医の果たす役割,責任は極めて大きい.実際,運動器に疾患や障害を有する子供からお年寄りまで,多くの患者さんが整形外科外来を受診し,また入院治療を行っているのが現状である.
一方,近年特に医療界では国民への的確で安全・安心な医療の提供が医療側に強く求められている.診断には問診,視診,触診などの診察に加えて,特に運動器疾患・障害には各種画像検査法は必須の補助診断法となっている.画像検査も以前は単純X線のみであったが,その後CTそしてMRIが臨床応用され,それらも今や三次元立体画像から組織型まである程度判断できるまでになっている.さらには特殊な画像処理をすることにより高磁場MRIを用いて夢であった脊髄投射路まで描出可能なところまで来ている.以前は全く描出不可能であった病変が今や鮮明に映し出される時代になったと言っても過言ではない.診察をおろそかにして画像検査のみに頼ることは決して良くないことであるが,補助診断法として有効活用することは必要なことである.CTやMRIは,今後もMDCTやMR myelography,MR angiography,拡散テンソルtractography などを含め幅広く発展し,病変部位をより詳細かつ鮮明な画像として描出してくれるものと期待している.さらには,PETやSPECTなどの核医学検査を加えることで,腫瘍性病変などはより早期に確実な診断が可能となっている.
そこで今回,運動器の各分野で多くの臨床経験を有し,現在も第一線で活躍中の我が国トップレベルの整形外科医に資料提供と執筆をお願いし,整形外科領域の画像診断のレファランスとして,「1. 関節─上肢─」「2. 関節─下肢─」「3. 外傷」「4. 骨・軟部腫瘍」「5. 脊椎・脊髄」「6. 小児」の6冊からなるシリーズ書籍『アトラス骨・関節画像診断』を刊行することとなった.本書は整形外科画像診断の教科書としてバイブル的存在に成り得るものであり,その内容も,日常良く遭遇する疾患・外傷から専門性の高い稀な疾患までを全て網羅し,鮮明な画像と共に,その疾患の「概念」「特徴と読影のポイント」「Question & Answer」「ワンポイント」などでわかりやすく説明されている.
本書が整形外科を志す若手医師,専門医を目指す整形外科医,常日頃一般診療に携わっている整形外科医,そして学生教育を担当している整形外科医の座右において頂いて,運動器を扱う整形外科の診療,教育の一助となれば幸いである.
2010年 6月
戸山 芳昭
序
このたび,「アトラス骨・関節画像診断」全6巻が刊行されることになりました.そのシリーズの第3巻「外傷」がいよいよ上梓されます.現在第一線で活躍されている外傷学の専門の先生方に執筆をお願いし完成した本書はChapter 1 上肢,Chapter 2 下肢により構成されています.
骨・軟部組織に関する外傷学は運動器を扱う整形外科医にとって避けて通ることのできない,根幹に位置する学問であることは,これだけ医療が細分化された現在も変わらぬことだと思います.
本書では,そのような運動器の外傷の中でも日常診療で遭遇する頻度の高い疾患を中心に50疾患を選ばせていただきました.
各疾患に関して典型的な画像を示す教科書はこれまでに多く出版されてきました.本書はそれにとどまらず,まずその疾患の「概念」の項を設け疾患のアウトラインを把握しやすいように箇条書きでコンパクトに記載いたしました.さらに「特徴と読影のポイント」の項では,各疾患の受傷機序,病態,診断を進めるために必要な各種画像検査法の紹介,さらにそれらの各種画像の読影の際に必須の留意点を記載いたしました.「Question & Answer」の項では誰もが一度は頭の片隅をよぎったことがあるであろう診断上の疑問点や気になる点を列挙し,これに対する回答を記載いたしました.そして最終項の「ワンポイント」においては各疾患の診断・治療を進めるうえで有用な,各執筆者の豊富な経験に基づいたあまり成書には記されていないようなポイントも含めたアドバイスを掲載しました.つまりひとつの外傷を目の前にしたときに整形外科医として取るべき診療の手順,診断の上に不可欠な武器である画像の読影のポイントと落とし穴が極めて凝縮した形で記されていますので,多忙な外来診療あるいは救急外来の診察室の机上に常に用意しておいていただけば必ずや力を発揮してくれるものと思います.
もちろん各疾患の病態,治療,予後などを含めた詳細は他の成書を参考にする必要がありますが,本書は,眼で見てイメージを頭に焼き付けるという観点からも疾患把握に重要な役割を果たしてくれると思います.
紙面の都合もあり,もっと多くの外傷を取り上げることができなかったことははなはだ残念ですが,本書が外傷学を専門とする整形外科医,あるいはこの領域を専門としていない整形外科医にとっても診療の重要なサポートツールとなり,より多くの患者の治療に役立ってくれることを願っております.
2011年 1月
山本 謙吾
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Chapter 1 上肢
A 肩関節,肩甲帯
鎖骨骨折
肩甲骨骨折
肩関節脱臼
肩鎖関節脱臼
胸鎖関節脱旧
胸骨骨折
上腕骨近位端骨折
大胸筋断裂
B 上腕,肘,前腕
上腕骨骨幹部骨折
上腕骨顆上骨折
上腕骨外顆骨折
上腕骨内側上顆骨折
肘頭骨折
橈骨頭(頸部)骨折
肘関節脱臼
肘関節靱帯損傷
肘離断性骨軟骨炎
前腕骨骨幹部骨折
Galeazzi 骨折
モンテジア脱臼骨折(小児/ 陳旧性)
1.小児モンテジア脱臼骨折
2.陳旧性モンテジア脱臼骨折
C 手関節,手指
橈骨遠位端骨折
三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷
舟状骨骨折
手根骨脱臼
中手骨骨折(母指を除く)
母指骨折
指節骨骨折
Chapter 2 下肢
A 骨盤,股関節
骨盤骨折,寛骨臼骨折
股関節周囲の裂離骨折
股関節脱臼・脱臼骨折
大腿骨頸部骨折
大腿骨転子部骨折
大腿骨転子下骨折
B 大腿,膝
大腿骨骨幹部骨折
大腿骨遠位端骨折
膝関節脱臼
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨骨折
脛骨近位端骨折
C 下腿,足関節,足部
下腿骨骨幹部骨折
脛骨天蓋骨折
下腿筋(腓腹筋・ヒラメ筋)断裂
アキレス腱皮下断裂
足関節靱帯損傷
足関節果部骨折
距骨骨折
踵骨骨折
ショパール関節,リスフラン脱臼,骨折
中足骨骨折
趾骨の骨折・脱臼
索引
特記事項
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非常に使いやすいです。
画像もきれいで、ipad miniでも充分に読めます。
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外傷ということで骨折、脱臼が中心となっている。脊椎骨折に関しては触れられておらず、今後期待するならそこです。