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救急心電図 ただいま診断中!

布施 淳 (著)

株式会社 中外医学社

194 頁  (2018年9月)

Android 対応製品 iOS/iPhoneOS対応製品

eBook Price(ダウンロード販売): ¥3,888 (税込) 

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リリース日: 2018年09月21日

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「先生!ST上昇っぽいです」それは「事実」ですか?それとも「解釈」ですか?

心電図の読影とその情報を共有する医療チームにとって、一番大事なことは「事実」を共有して適切な処置を行うこと。一番いけないことは誤った「解釈」がまるで「事実」であるかのように伝わってしまうこと。「事実」と「解釈」にこだわり、心電図読影のポイントと適切なタイミングで上級医や専門医にコンサルトするためのノウハウを解説します。

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「先生!ST上昇っぽいです」それは「事実」ですか?それとも「解釈」ですか? 心電図の読影とその情報を共有する医療チームにとって、一番大事なことは「事実」を共有して適切な処置を行うこと。一番いけないことは誤った「解釈」がまるで「事実」であるかのように伝わってしまうこと。そこで本書では、「事実」と「解釈」にこだわり、心電図読影のポイントと適切なタイミングで上級医や専門医にコンサルトするためのノウハウを解説。


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心臓は、大きな臓器ではないが、個性的で、専門性が高く、それでいて、急激な病状変化をきたしたりする。それを専門にしていない医師や医療スタッフにとっては、なかなか扱いづらい領域である。

心電図に関し循環器医的視点から言えば、良き非循環器医、良き医療スタッフとは、心電図を正確に読める者、ではない。

その心電図を手掛かりとして、適切な場面で適切なタイミングで循環器医にリーチアウト(援助を求める)できる者こそが、良きスタッフなのである。そして、その本質は、「チーム医療」である。

この本を読むことで、あなたは「チーム医療」に多大なる貢献をできるようになる。


基本的に、本書は以下のような状況を想定している。

・夜勤をしている看護師が、心電図所見を電話で担当医に報告する。

・現場に出動した救急隊員が、心電図所見を電話で医師に報告する。

・当直をしている研修医が、心電図所見を電話で上級医に報告する。

・救急外来で非循環器医が、心電図所見を電話で循環器医に報告する。


なんらかの不整脈や、その他心臓関連疾患が疑われる患者の初期対応を施しつつ、しかるべき担当者に連絡し、そして、彼らに引き渡すまでの間に最低限のことをやっておく、という循環器救急対応である。


対象読者は、

心電図が苦手な非循環器医、研修医、看護師、救急隊、その他医療スタッフ。

今更、心電図なんて勉強できないよ......という、実は心電図が苦手なベテラン医師も大歓迎である。心電図が苦手で、かつ「急変」に遭遇しうる、すべての人が対象となる。


この本を30分で読み切ることで、

・心電図をヒントに、胸部症状を訴える患者を適切に管理できる

・上級医や循環器医に適切なタイミングでコンサルトできる

ようになる。


この本では、「事実」と「解釈」にこだわる。

心電図アレルギーの人は依然多い。多少読めると思っていても、その「解釈」vが誤っている場合もしばしば見受けられる。その誤り自体は仕方のないことであり、特に次々と新人が入職する職場環境では避けられない。問題は、誤った「解釈」が、事実であるかのようにチームに伝わってしまうことである。


例えば、研修医が救急外来で当直をしている。胸部不快で来院した60 歳男性。幅の広いQRSの頻拍、心室頻拍を強く疑うような心電図を呈している。研修医は、電話で上級医に連絡する。

研修医「先生、60歳男性、PSVTっぽい患者が来ています」

電話の向こうの上級医「病棟が忙しいんだ、PSVTなら大丈夫だから、アデホスを打っておいて」

本当の心電図: 心室頻拍

研修医の解釈:PSVT(上室性頻拍)

上級医の頭の中:PSVT(上室性頻拍)


誤った「解釈」がまるで「事実」かのように、伝わってしまうのだ。

これが、どのようなアウトカムにつながるか、想像がつくであろう。「心疾患は、判断ミスが命に直結してしまうことも少なくない。しかし、「事実」と「解釈」を意識的に区別し、仮に誤った「解釈」であっても、「事実」を共有することで、チームとしてその誤りに気づき、患者に悪影響が及ばないチームコミュニケーションを図りたい。そしてこれは個人にとっても、チームにとっても、成長に繋がる。これが、この本の最大の目的であり、この「事実」と「解釈」という切り口が他書と一線を画すところである。


常に、自らに問いかけよう。


それは、「事実」か? 「解釈」か?


2018年9月

布施 淳


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CHAPTER1 心電図の基本

1 心拍数:速いか? 遅いか?

Column 心拍数と脈拍数

2 QRS幅:広いか? 狭いか?

3 RR間隔:整か? 不整か?

4 P波:あるか? ないか? 形は? 位置は?

CHAPTER1のまとめ

CHAPTER2 心停止

1 心停止の判断に心電図は不要

2 心停止の心電図波形

1 心室細動VF

2 無脈性心室頻脈Pulseless VT

3 無脈性電気活動PEA

Column 心電図モニターが判断を惑わせる

4 心静止 Asystole

Column 突然の心静止

CHAPTER3 リズムの異常:不安定

1 不安定頻拍

Column なぜ同期電気ショックか?

2 症候性徐脈

Column P波のみの高度徐脈

CHAPTER2, 3のまとめ

CHAPTER4 リズムの異常:安定

1 安定した頻拍

1 心室頻拍

2 頻脈性心房細動

3 洞性頻拍

4 発作性上室性頻拍

Column 無投薬で停止! 修正バルサルバ法は効く

5 心房粗動2:1伝導

Column ATPは喘息に禁忌

Column ATPで心房粗動は止まらないが、PSVTは止まる理由

2 安定した(症状のない)徐脈

1 洞性徐脈

Column 徐脈ですが、徐拍ではない

2 完全房室ブロック(3度房室ブロック)

3 2度房室ブロック Mobitz2型

4 2度房室ブロック Wenckebach型(1型)

CHAPTER4のまとめ

リズム異常の事例集

1 この頻拍は不安定頻拍か?

Case 1

Case 2

2 QRS幅の広い頻拍

Case 3

3 胸痛でST低下

Case 4

4 本当にVT?

Case 5

5 失神の原因は?

Case 6

CHAPTER5 波形の異常

1 ST上昇

1.ST上昇の測定方法

2.J点とは?

3.基線とは?

4.12誘導心電図におけるSTEMIの診断

Column とっさにできる? 右側胸部誘導の取り方

Column 上級医への連絡方法

2 ST低下

1.ST低下の測定方法

2.J点とは?

3.基線とは?

4.ST低下の形状

3 非特異的ST変化

CHAPTER 5のまとめ

波形の異常事例集

Case 1

Case 2

Case 3

Case 4

Column ショックとは?

Case 5


索引

特記事項

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