中内耳CT・MRI解剖アトラス

  • ページ数 : 240頁
  • 書籍発行日 : 2012年3月
  • 電子版発売日 : 2013年1月1日
¥5,280(税込)
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商品情報

内容

中内耳領域の画像診断は、微細な構造が複雑に入り組んで存在するために正常解剖の知識とすぐれた画質の画像の取得が不可欠である。本書では最新の画像をふんだんに利用して、この領域の詳細な正常解剖を解説した。さらに最近取得可能になった内リンパ水腫の画像についてもその取得法・解剖・画像所見を記した

放射線科医、耳鼻科医にとっては必携の決定版アトラスである。

序文

中内耳領域の画像診断は,微細な構造が複雑に入り組んで存在するため,苦手意識を持つ方が多いと思われる.この領域の画像診断を適切に進めるためには,評価に値する画質の画像を取得することから始まる.そして1つ1つの微細な構造が正常か否かを判定するためには,正常解剖の知識が不可欠である.さらには normal variation や代表的な疾患の病的所見を知っておくことが必要となる.近年は,多くのすぐれた教科書が存在し,各疾患の画像所見やvariationについては十分解説されている.しかし,正常解剖については,最新画像をふんだんに使用して詳細に解説したものがないと感じていた.今回,最新の画像を多数用いて,中内耳領域のCT と MRI に関して正常解剖アトラスを出版する機会を得た.中内耳領域の画像診断は構造が微細な上,あまり動かない領域であるので,機器の性能が現れやすい.そのため各メーカーはこぞってこの領域の最新装置で撮影した画像を展示会等で発表する.最近の高度化したCTやMRIでは,画質については機械の性能によるところが多いが,よい画像を得ようとする情熱がなければ,本当の意味でよい画像が取得できない.

また本書の特徴として,最近取得可能となった内リンパ水腫の画像についても,その取得法や解剖そして画像所見について含まれていることが挙げられる.本書によって中内耳領域の画像診断がさらに発展し,すこしでも難聴やめまいで悩む人々の福音となれば望外の喜びである.


本書をまとめるにあたり大変尽力いただいた中外医学社の小川孝志さん,久保田恭史さん,日々良好な画像を取得してくれている名古屋大学医学部附属病院放射線部の技師の諸君,長年,内耳MRIの共同研究を継続していただいている名古屋大学耳鼻科の中島務教授,そして日々私を支えてくれている妻にこの場を借りて感謝いたします.


平成24年3月吉日

名古屋大学大学院医学系研究科
分子総合医学専攻高次医用科学講座量子医学分野 長縄慎二

目次

1.CT撮像法についての留意点

2.MR撮像法についての留意点

3.内リンパ腔描出について

中内耳正常解剖

1)CT骨条件水平断像

2)CT骨条件冠状断MPR像

3)CT骨条件矢状断MPR像

4)CT軟部靭帯条件MPR像

ツチ骨柄に平行な断面

キヌタ骨長脚に平行な断面

アブミ骨前脚,後脚に平行な断面

鼓膜張筋に平行な断面

アブミ骨筋に平行な断面

5)耳小骨3D-CT像

6)MR cisternography水平断像

7)MR cisternography冠状断MPR像

8)MR cisternography矢状断MPR像

9)SPACE法によるMR cisternographyの内耳部分の最大値輝度投影画像

10)MR cisternography

内耳道に垂直な断面

蝸牛に垂直な断面

中間神経が見える断面


補足1)内リンパ水腫判定基準

補足2)パルスシークエンス表


文 献


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書籍情報

  • ISBN:9784498013605
  • ページ数:240頁
  • 書籍発行日:2012年3月
  • 電子版発売日:2013年1月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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