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- 関節外科 2019年10月号 Vol.38 No.10 胸郭出口症候群の診断と治療
商品情報
内容
胸郭出口症候群の病態と分類
胸郭出口の臨床解剖
胸郭出口症候群の画像診断
ほか
>関節外科バックナンバー
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序文
introduction
胸郭出口症候群(TOS)は,これまでも本誌または他誌において何回か特集が組まれてきましたが,依然議論の多い疾患です。それは,治療に携わる診療科が,神経内科,脳神経外科,整形外科と複数であることの影響もあります。今回,この症候群の病態・診断・治療に関する現時点における知識を整理する目的で,この特集を組ませていただきました。この分野に造詣の深い解剖学,神経内科,脳神経外科,整形外科の諸先生方に,それぞれの立場から執筆を依頼いたしました。
TOSは,現在も診断基準が確立されていない疾患群の1つであり,そのことが臨床現場での混乱をもたらしています。TOSの病態と分類について,特に神経性TOSに照準を当てて園生雅弘先生に整理していただきました。TOSが生じるのは,腕神経叢や鎖骨下動静脈が走行する胸郭出口とよばれる部位の解剖学的特徴が関与しています。その胸郭出口の解剖について中野 隆先生に概説いただきました。TOSの診断を困難にしている1つの理由が,病変を画像としてとらえにくいことです。その画像診断について蓑川 創先生に単純X線・腕神経叢造影,古島弘三先生に超音波の有用性を解説いただきました。神経性TOSを診断するうえで重要な電気生理学的検査について,丹羽淳一先生に周辺疾患の鑑別を含めてご提示いただきました。保存療法の1つである斜角筋ブロック療法について,西田 淳先生に重複性絞扼性神経障害の診療上の有用性という観点で報告いただきました。TOSのなかでも難治性なのは外傷性TOSと牽引型TOSです。外傷性TOSは交通事故や労災絡みであることも多いために敬遠されがちですが,寺尾亨先生に廃用に陥る前の手術療法の重要性を含め解説いただきました。神経性TOSのうち牽引型TOSは圧迫型に比べて手術療法が奏効せず保存療法が主体となりますが,その診断と装具療法を含む保存療法を北村歳男先生に解説いただきました。TOS治療の根幹をなす理学療法について,飯田博己先生に各病態に即した治療法を提示いただきました。そしてTOSの手術療法について,治療のアルゴリズムから病態によるアプローチの使い分けまで齋藤貴徳先生に概説いただきました。難解なTOSという病態を,さまざまな領域の第一線の先生方に多様な切り口で解説いただきましたので,是非ご一読ください。
あさひ病院スポーツ医学・関節センター
岩堀裕介
目次
特集:胸郭出口症候群の診断と治療 企画・編集:岩堀裕介
introduction 岩堀裕介
胸郭出口症候群の病態と分類 園生雅弘
胸郭出口の臨床解剖 中野 隆
胸郭出口症候群の画像診断 蓑川 創ほか
電気生理学的検査による胸郭出口症候群と周辺疾患の鑑別 丹羽淳一
重複性絞扼性神経障害例に対する斜角筋ブロック療法 西田 淳ほか
胸郭出口症候群の診療における超音波診断装置の活用 古島弘三ほか
外傷性胸郭出口症候群の診断・治療 寺尾 亨ほか
牽引型胸郭出口症候群の診断と治療 北村歳男
胸郭出口症候群に対する病態に応じた理学療法 飯田博己
胸郭出口症候群の手術療法 齋藤貴徳ほか
総説
・人工関節手術に合併する静脈血栓塞栓症対策 香月正昭ほか
連載
・スポーツドクターの現場
第4回 バレーボール 藤田耕司
・これだけは知っておきたい,整形外科的徒手検査法
第46回 下肢-足関節 Peroneal tunnel compression test 益山松三ほか
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書籍情報
- ISBN:9784008203810
- ページ数:116頁
- 書籍発行日:2019年9月
- 電子版発売日:2021年10月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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