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- 関節外科 2018年3月号 Vol.37 No.3 半月板損傷治療の最新情報
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内容
>関節外科バックナンバー
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序文
introduction
今回,特集のテーマとして『半月板損傷治療の最新情報』を取り上げました。まず,わが国における半月板損傷治療の歴史を振り返りますと,渡辺正毅先生をはじめとする先生方のご尽力により,関節鏡手術が手技として確立して臨床に導入され,半月板損傷の鏡視による正確な診断と低侵襲で手術が可能となりました。術式の選択については,半月板外周縁付近の血行野で変性のない断裂には鏡視下の縫合術,それ以外の断裂は最小限の部分切除が従来行われてきました。一方で,切除に伴う半月板機能の喪失やその後の二次的な軟骨損傷が問題点として指摘され,近年は半月板機能の温存や再建を目指した新たな手技が試みられてきています。
本特集では,半月板損傷治療に関して,わが国の第一線で活躍されている先生方にご執筆をお願いしました。第1章ではまず,生物学的観点から半月板の修復過程にかかわる生物学的反応について,そして生体力学的観点から半月板損傷や縫合術が膝関節に与える影響について,記述をいただきました。第2章は「半月板損傷治療の現状と課題」というタイトルとしました。第2章のはじめの4編では,all-inside法,centralization,後根裂離損傷修復術,骨切り術との併用,そしてfibrin clotの使用など,近年試みられている新たな手術法について,記載していただきました。それぞれの術式に関して,手技の実際や治療成績についての知識と情報が得られる内容になっています。これら新たな治療法が提案・施行されるなかで,その成績を正確かつ客観的に評価することは,半月板損傷に対する最適な治療アプローチを確立させていくうえで,非常に重要な問題です。そのような観点から,第2章後半の3編では半月板損傷治療後の成績評価に関して,3編の寄稿をお願いしました。また,それに続く第3章では,これからの半月板損傷治療の方向性や新たな試みとして,PRPの利用や半月板再建術についての情報を提供していただきました。
半月板損傷の治療に関しては,他の領域と同様,新たな知見の発表や手術器具・手技の開発により,年々その適応や術式は変遷してきています。本号は治療にかかわる整形外科医に対して,その最新の情報を提供できるものであると思っています。最後に,ご多忙ななか,ご執筆の労をおとりいただいた先生方に心より感謝の意を表する次第です。
兵庫医科大学整形外科
吉矢晋一
目次
特集:半月板損傷治療の最新情報 企画・編集:吉矢晋一
Ⅰ. 半月板損傷治療にかかわる基礎
半月板損傷治療にかかわるbiology 福田秀明
半月板損傷治療にかかわるバイオメカニクス 古松毅之
Ⅱ. 半月板損傷治療の現状と課題
All-inside法による半月板縫合術の手技と課題 阿部信寛
逸脱外側半月板に対する鏡視下centralization法 古賀英之
半月板後根損傷の病態と治療 浅井重博ほか
内側半月板後角損傷に対する修復術+centralizationと骨切り術の併用 村瀬熱紀ほか
Fibrin clotを用いた半月板修復術 谷藤 理ほか
単独半月板損傷修復術後の再鏡視所見 天野 大ほか
半月板手術後のMRIによる質的評価 橋本祐介ほか
半月板修復術後の長期予後,再断裂 松下雄彦ほか
Ⅲ. 半月板損傷治療の将来
自己多血小板血漿(PRP)を用いた半月板修復術 望月雄大ほか
半月板再建術-外反変形を伴った症例に対して- 中山 寛ほか
原著論文
当院の大腿骨近位部骨折患者に対する骨粗鬆症治療の介入実態 津田亮二ほか
連載
・これだけは知っておきたい,整形外科的徒手検査法
第27回 上肢−頚部,肩関節,腕部 Adson test 鳥取部光司ほか
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書籍情報
- ISBN:9784008203703
- ページ数:108頁
- 書籍発行日:2018年2月
- 電子版発売日:2021年11月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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