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- Heart View 2021年8月号 Vol.25 No.8 COVID-19と循環器-関連する循環器疾患から診療まで-
商品情報
内容
1 COVID-19感染下において心不全をどう診断・評価するか? 瀬尾由広
2 COVID-19感染下における急性冠症候群をどう診断・評価するか? 松本新吾
3 COVID-19感染下において高血圧・腎障害をどう評価・診断するか? 下澤達雄
ほか
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序文
企画にあたって
野出孝一 (佐賀大学医学部循環器内科教授)
COVID -19感染症は,中国武漢で感染者が報告され,2年が経過した現在でも全世界でパンデミック状態であり,社会経済活動に大きな負の影響を与えている。リモートワークやオンライン診療など,遠隔医療の流れも加速している。COVID -19に対するワクチン開発も従来の創薬とは比較にならないスピードで行われ,わが国でもワクチン接種が進んでいるところである。mRNA ワクチンの開発や臨床治験の在り方,人流を考慮した社会疫学的な予測研究など,COVID-19感染が医療・医学に及ぼした効果も図り知れない。
COVID -19感染による死亡や予後悪化因子は,気管支炎・肺炎などの呼吸器疾患が主であるが,血管炎や血栓形成による脳梗塞・肺梗塞,心筋炎や虚血による心不全と不整脈などの循環器疾患の占める割合も大きい。COVID -19の無症候性感染の数カ月後,心臓MRI で評価すると心筋炎が一部の患者に発症していたことも報告されている。一方,受診控えによる高血圧,糖尿病,脂質異常症などの生活習慣病の管理の甘さが循環器病の発症の引き金になっていく可能性もある。また,心血管疾患を合併したCOVID -19感染症の予後が悪いことも周知の事実である。従って,COVID -19感染症患者の診療を行うにあたって心血管疾患をBNP,トロポニンなどの血液バイオマーカーや心エコー,MRI などの画像診断を駆使して適切に評価し,管理する必要がある。血栓治療に関しても,COVID -19感染では必ずしも凝固系のみが亢進しているわけではなく,線溶系とのバランスで考えていくことが出血を予防するうえでも重要である。
日本循環器学会COVID -19対策特命チームは,循環器関連学会から成る日本循環器連合の委員で構成されているが,今回はその中心メンバーに,それぞれの領域におけるCOVID -19感染による心血管合併症対策をご執筆いただいた。
本特集が,日々精力的にCOVID -19感染対応にあたっておられる先生方の診療の一助になれば幸いである。
目次
特集:COVID-19と循環器-関連する循環器疾患から診療まで- 企画・構成/野出孝一
診る
1 COVID-19感染下において心不全をどう診断・評価するか? 瀬尾由広
2 COVID-19感染下における急性冠症候群をどう診断・評価するか? 松本新吾
3 COVID-19感染下において高血圧・腎障害をどう評価・診断するか? 下澤達雄
4 COVID-19感染下において小児循環器疾患をどう評価・診断するか? 山岸敬幸,小柳喬幸,冨田健太朗,立石 実,落合亮太
5 COVID-19感染下においてtelemedicine は有効か? 谷田部淳一
識る
6 COVID-19感染はなぜ心不全を引き起こすのか? 末永祐哉
7 COVID-19感染はなぜ血栓症を引き起こすのか?-ウイルスに対する生体防御機構の総論も含めて- 佐野元昭
8 COVID-19感染はなぜ血管炎を引き起こすのか? 住友直方
9 COVID-19感染はなぜ腎障害を引き起こすのか? 柴田 茂
10【Expertise】COVID-19感染下でのわが国と世界の循環器医療の現状 水野 篤
治す
11 COVID-19感染下の心不全をどう治すか? 土井駿一,石橋祐記,木田圭亮
12 COVID-19感染下の急性冠症候群をどう治すか? 伊苅裕二
13 COVID-19感染下の高血圧をどう治すか? 甲斐久史,福田由香,佐々木基起
14 COVID-19感染下の不整脈をどう治すか? 里見和浩
15【Expertise】新型コロナに日本循環器学会と日本循環器連合はCOVID-19感染下でどう対応したか? 岸 拓弥
連載
・心臓の解剖【知っておきたい知識 -疾患の病態生理から治療へつなげる解剖学-】
第5回 左室①(基本構造) 井川 修
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書籍情報
- ISBN:9784008102508
- ページ数:92頁
- 書籍発行日:2021年7月
- 電子版発売日:2021年7月28日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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