- m3.com 電子書籍
- Heart View 2021年1月号 Vol.25 No.1 抗血小板・抗凝固薬投与の問題は解決した?
商品情報
内容
>Heart Viewバックナンバー
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
※「冠動脈ステント留置後の血管病理,revisited:病理から見た最適なDAPT の中止時期」(39〜45ページ)は都合により電子版には収載していません。
序文
企画にあたって
安田 聡(東北大学医学系研究科循環器内科学教授)
2020年3月,日本循環器学会「2020年JCS ガイドライン フォーカスアップデート版 冠動脈疾患患者における抗血栓療法」が発表された。2019年3月に発表されたばかりの「急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)」と「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)」のなかから,抗血栓療法の領域に焦点を当てた改訂である。班長の中村正人先生(東邦大学医療センター大橋病院循環器内科教授)・木村一雄先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター教授)のもと,限られた時間内で活発な議論がなされまとめられた。
今回の特集は,このフォーカスアップデートの作成委員の先生にも執筆をお願いし,抗血小板・抗凝固薬投与にまつわる改定のポイントをお示しいただくことにした。日本人を含めた東アジア人は,出血しやすいという背景がある。循環器疾患患者の予後改善を目指すためには,血栓リスクよりも出血リスクへの対応をより重視すべきという考え方のもと,出血リスクの指標として「ARCHBR」(Academic Research Consortium for High Breeding Risk)が定義された。経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)後抗血栓療法の多剤併用期間は全般的に短期化,安定期に入った心房細動合併例では抗凝固薬単独投与が推奨されるに至ったことも改定のハイライトである。また近年,抗血小板薬・抗凝固薬投与にあたり,より効率的な治療とそのための病態の正確な把握,個別化医療が推奨されている。
“Less is More”という言葉は,ドイツ出身の建築家,ミース・ファン・デル・ローエのもので,「シンプルなデザインを追求することでより豊かな空間が生まれる」というデザインのコンセプトを示したものである。抗血栓治療強化の時代から,“Less is More”(薬剤を減らしたほうが患者の利益は大きい)というコンセプトへの変換がきている。
目次
特集:抗血小板・抗凝固薬投与の問題は解決した? 企画・構成/安田 聡
診る
1.冠動脈疾患:出血リスク・血栓リスクをどのように評価するか? 夏秋政浩,野出孝一
2.心房細動患者の血栓塞栓症リスク・出血リスクをどのように評価するか? 濱谷康弘,赤尾昌治
3.血栓症のバイオマーカーを実臨床にどのように活かすか? 杉村宏一郎,青木竜男
4.抗血栓療法の効果はどこまで評価できるか? 海北幸一,辻田賢一
識る
5.アテローム血栓症における血栓形成機序はどこまでわかったのか? 山下 篤,浅田祐士郎
6.冠動脈ステント留置後の血管病理,revisited:病理から見た最適なDAPTの中止時期 鳥居 翔,中澤 学
7.【Expertise】循環器疾患に合併する後天性 von Willebrand病とは? 堀内久徳
8.【Expertise】がん関連血栓症(cancer associated thrombosis:CAT)とは? CATの機序と治療に関する最新知見 塩山 渉
治す
9.2020年JCSガイドライン フォーカスアップデート版 冠動脈疾患患者における抗血栓療法のポイントは? 小菅雅美
10.抗血小板療法の2剤併用・単剤をどのように適応していくか? 酒井孝志郎,新家俊郎
11.抗凝固薬を必要とする冠動脈疾患患者に対する抗血栓療法のエビデンスは? 上妻 謙
12.心臓手術・非心臓手術における周術期の抗血栓療法で留意すべき点は? 大塚文之
13.【Expertise】TAVI後の抗血栓療法はどこまで進んだか? 多田篤司,永井利幸
14.【Expertise】脳血管内科の視点で考える抗血栓薬選択のポイント 城野喬史,平野照之
短期集中連載
・【災害時の循環器疾患管理:経験とエビデンスに基づく提言】
第1回:新潟大震災の経験と提言 榛沢和彦
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 10.0 以降
外部メモリ:7.8MB以上(インストール時:19.0MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:31.3MB以上
-
AndroidOS 5.0 以降
外部メモリ:7.8MB以上(インストール時:19.0MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:31.3MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784008102501
- ページ数:103頁
- 書籍発行日:2020年12月
- 電子版発売日:2021年8月20日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。