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Heart View 2019年11月増刊号 Vol.23 No.12 悩み多き子羊たちへの救いの一手 これが私の診断・治療法!

  • ページ数 : 174頁
  • 書籍発行日 : 2019年10月
  • 電子版発売日 : 2021年7月21日
¥6,160(税込)
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商品情報

内容

特集:悩み多き子羊たちへの救いの一手 これが私の診断・治療法!
1.不整脈
1. 周術期の発作性心房細動の病的意義と対処法,治療法に関して教えてください/廣田 慧,福井 暁,髙橋尚彦
2. 心房細動を合併する心不全患者(HFrEF とHFpEF)に対して積極的にカテーテルアブレーションを行うべきでしょうか?/池田隆徳 ほか

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序文

企画にあたって
伊藤 浩(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科)


循環器疾患に対して今まで多くの多施設ランダム化臨床試験が行われ,それらのエビデンスに基づいて診療ガイドラインが日々改訂され,大きな進歩を遂げてきた。その意味で循環器病学は科学的エビデンスに基づく診療が最も確立された分野といえる。そのようなガイドラインであるが,果たしてそれに準拠するだけで目の前の患者を診療することができるのであろうか?

ガイドラインには大きな限界がある。ガイドラインは臨床のエビデンス集であるため,臨床試験の対象から除外された患者に関しては何の提案もできないということである。ところが,われわれを取り巻く環境は従来の予想を超えて大きく変化している。最も大きな変化は超高齢社会の到来である。動脈硬化性疾患に加えて,超高齢者の心房細動,心不全そして心臓弁膜症患者が著しく増加している。そのような超高齢者は臨床試験から除外されることが多く,臨床エビデンスが乏しい患者群でもある。治療法も大きく変貌している。カテーテルアブレーションによる不整脈治療,TAVI やMitraClip による心臓弁膜症治療など,低侵襲で根治性が高い治療が出現してきたが,その適応をどこまで拡大するか現場の医師に任されている部分が多い。そのようにガイドラインだけでは答えが得られない問題に直面し,悩みながら日々の臨床を行っている医師がほとんどであろう。

本特集では,特に若手の循環器内科医・循環器専門医を目指す研修医にとって日々の診療において直面する数々の疑問をピックアップし,経験豊富な医師からガイドライン+αの臨床の知恵(あるいは“感”)を教授していただくことを目的として企画した。手に取っていただいた医師に“役に立った”と言っていただければ執筆者一同の幸せである。

目次

1.不整脈

1. 周術期の発作性心房細動の病的意義と対処法,治療法に関して教えてください/廣田 慧,福井 暁,髙橋尚彦

2. 心房細動を合併する心不全患者(HFrEF とHFpEF)に対して積極的にカテーテルアブレーションを行うべきでしょうか?/池田隆徳

3. 発作性心房細動患者あるいはカテーテルアブレーション後の患者で,洞調律を維持するために必要な生活習慣の改善と有効な薬物療法に関して教えてください/内藤滋人

4. 心室期外収縮は頻度が多いと心機能が低下することがあります。なぜでしょうか。そして治療はどうしますか?/野上昭彦

5. 植込み型ループレコーダはどのようなものでしょうか?その適応と結果の解釈,そして治療にどう活かすか教えてください/鎌倉 令,草野研吾

6. Non-responder を減らすために心臓再同期療法に新しい工夫がされていると聞きました。どのようなものがあり,その有効性はどうか教えてください/西井伸洋

2.冠動脈疾患

1. 冠動脈疾患のvery high risk 群はどのような症例をいうのでしょうか?そしてどのような治療が推奨されていますか?/辻田賢一

2. 冠動脈石灰化によるリスク層別化はどのようにしたらよいのか?それは治療にどう活かすことができるのか教えてください/三木崇史,伊藤 浩

3. 家族性高コレステロール血症は正常範囲内の症例でも存在すると聞きました。どのような症例で疑い,診断し,そして治療はどのようにすればよいのでしょうか?/小倉正恒

4. メタボ,2 型糖尿病,CKD 症例の脂質異常症の特徴とその治療に関して教えてください/杜 隆嗣,平田健一

5. 高感度CRP が新たな治療ターゲットとして注目されています。その根拠とどう治療したらよいか教えてください/下園弘達,髙橋甚彌,上野高史

6. PCI には心筋虚血の証明が必要です。どのようにすればよいでしょうか?そして,虚血範囲はどのように評価すればよいでしょうか?/江守裕紀,塩野泰紹,赤阪隆史

7. 心筋梗塞の定義(4th universal definition of MI)とその臨床像,その臨床的意義に関して教えてください/橋本拓弥,阿古潤哉

3.心不全・心筋症

1. HFmrEF(heart failure with mid-range EF)はどのような心不全なのでしょうか?そしてどのような治療が推奨されているのでしょうか?/安斉俊久

2. HFpEF の治療は利尿薬とされていますが,本当に他の治療薬はすべて無効なのでしょうか?/橋本 亨,筒井裕之

3. HFrEF 患者ではβ遮断薬,ACE 阻害薬(ARB),そしてMRA はどこまで増量すればよいでしょうか? 教えてください/三好 徹,坂田泰史

4. 糖尿病と心不全の合併が多いと聞きました。心不全を合併する糖尿病患者において血糖降下薬はどのようなものが推奨されますか?/坂東泰子,室原豊明

5. 高齢者の心不全が増加しています。その問題点と治療法,そして末期心不全患者に対する対処を教えてください/北川知郎,木原康樹

6. 心不全患者の再入院予防には体液管理が重要だと聞きました。利尿薬(ループ,サイアザイド),MRA,トルバプタンそしてSGLT2 阻害薬をどのように用いたらよいか教えてください/北田修一,瀬尾由広

7. ACE 阻害薬(ARB)とMRA を併用すると血清K 値の上昇が懸念されます。反対に,低K血症は突然死リスクが上昇します。心不全患者における血清K値の至適ゾーンに関して教えてください/猪又孝元

8. 老人性アミロイドーシスは意外と多いと聞きました。どのような症例で疑い,診断はどうするのか,どのような治療が推奨されるか教えてください/北岡裕章

4.高血圧症

1. ESC とAHA/ACC とJSH の高血圧診療ガイドラインの相違点はどこでしょうか?これらのガイドラインをどう臨床に活かしたらよいでしょうか?/大石 充

2. 治療抵抗性高血圧とはどのようなものでしょうか?そのような症例の治療はどうしたらよいでしょうか?/成田圭佑,苅尾七臣

3. 高血圧による臓器合併症の評価には何がよいでしょうか?また,臓器障害を考慮した降圧治療戦略を教えてください/中川直樹,長谷部直幸

5.心臓弁膜症・成人先天性心疾患

1. 現在TAVI とSAVR の適応の境界はどこにあるのでしょうか?今後どこまでTAVI の適応は拡大されるのでしょうか?/林田健太郎,福田恵一

2. MitraClip はどのような症例に有効性が高いのでしょうか?また,HFrEF に伴うMR(いわゆる二次性MR)に対する効果はどうでしょうか?/磯谷彰宏,白井伸一

3. 成人の術後Fallot 四徴症患者が増えてきました。そのような患者の合併症として気を付けるべき点とその対策を教えてください/杜 徳尚

6.腫瘍循環器

1. 担がん患者にVTE 合併が多く,増加していると聞きました。その機序と臨床的意義,さらに治療法に関して教えてください/向井幹夫

2. 抗がん剤の心毒性に関して,その機序と診断法と治療について教えてください/志賀太郎

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書籍情報

  • ISBN:9784008102312
  • ページ数:174頁
  • 書籍発行日:2019年10月
  • 電子版発売日:2021年7月21日
  • 判:A4変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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