ニュートリションケア2024年春季増刊 高齢者の栄養ケア ポイントBOOK

  • ページ数 : 184頁
  • 書籍発行日 : 2024年5月
  • 電子版発売日 : 2024年5月8日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

【身体機能の変化に合わせた栄養管理を実践!】 「食べること」「栄養をとること」は「健康に」年齢を重ねるために大切である。高齢者の栄養状態や栄養摂取状況は、疾患、薬剤の影響、認知症の有無など、さまざまな要因によって一人ひとり大きく異なる。栄養士・管理栄養士が高齢者の食と栄養の特徴を理解し、最適な栄養ケアを行えるよう、Q&A形式でわかりやすく解説する。

序文

編集にあたって

わが国の総人口(2022 年9 月15 日現在推計)は、前年に比べ82 万人減少している一方、65 歳以上の高齢者人口は3,627 万人と、前年(3,621 万人)に比べ6 万人増加し、過去最多となりました。総人口に占める高齢者の割合は29.1%と前年(28.8%)に比べ0.3 ポイント上昇し、過去最高となっています。また、75 歳以上人口は、総人口に占める割合がはじめて15%を超えました(総務省統計局より)。

すべての人は平等に年を重ねていきます。加齢とともに身体的・精神的・社会的にもさまざまな変化に直面しますが、なかでも「食べること」「栄養をとること」は生きる根幹であることはいうまでもありません。そして、「食べること」「栄養をとること」は「健康に」年を重ねるためにも重要です。

本書では、高齢者の栄養ケアのためのポイントについて、アセスメントから高齢者に起こりうるさまざまな病態までわかりやすくまとめ、解説しています。病院や介護保険施設、在宅での栄養ケアにかならず役立つ1 冊になると考えます。管理栄養士・栄養士はもちろん、多職種の方々にも手にしていただきたいです。


2024年3月

福島学院大学短期大学部食物栄養学科准教授
田村佳奈美

目次

【第1章 高齢者における栄養の特徴と食事の工夫】

Q1 高齢者に低栄養が多いのはなぜ?(西岡心大)

Q2 高齢者の最適なBMIとは?(西岡心大)

Q3 高齢者への減量指導はどのようにすればいいの?(西岡心大)

Q4 高齢者の食生活の特徴とは?(西岡絵美)

Q5 高齢者は味覚異常になりやすいの?味覚異常にはどのような種類があるの?(西岡絵美)

Q6 高齢者の摂取エネルギー量を手軽にアップさせる方法はあるの?(尾園千佳)

Q7 高齢者の摂取たんぱく質量を手軽にアップさせる方法はあるの?(尾園千佳)

【第2章 高齢者の栄養アセスメント】

Q8 高齢者の身体計測はどのように行うの?(横山奈津代)

Q9 高齢者で身長や体重が計測できないときはどうすればいいの?(横山奈津代)

Q10 血液検査ができないときは何を指標にすればいいの?(横山奈津代)

Q11 社会的・心理的状態はどのようにアセスメントすればいいの?(髙﨑美幸)

Q12 高齢者に必要な栄養素摂取量はどのように決めるの?(髙﨑美幸)

Q13 高齢者に必要な水分量はどのように決めるの?(髙﨑美幸)

【第3章 高齢者の摂食嚥下障害と口腔ケア】

Q14 どのようなときに摂食嚥下障害を疑うの?(阿部沙耶香・藤本篤士)

Q15 誤嚥性肺炎はなぜ起こるの? 予防はどうすればいいの?(小嶋早織・藤本篤士)

Q16 義歯が合わない、歯がないときはどうするの?食事はどうするの?(大西達也・藤本篤士)

Q17 口腔ケアは絶食でも必要なの?(白石愛)

Q18 口腔ケアをなかなかさせてもらえないときはどうすればいいの?(白石愛)

Q19 口のなかが汚いと全身疾患の原因になるの?(白石愛)

Q20 摂食嚥下障害の食形態はどのように工夫すればいいの?(真井睦子)

Q21 嚥下調整食をどうしても食べてもらえないときはどうすればいいの?(真井睦子)

【第4章 高齢者の浮腫・脱水】

Q22 高齢者の浮腫の原因は何?(飯坂真司)

Q23 高齢者の浮腫の予防はどうすればいいの?治療・対処法はどうするの?(飯坂真司)

Q24 高齢者の脱水の原因は何?(田村佳奈美)

Q25 高齢者の脱水の予防はどうすればいいの?治療・対処法はどうするの?(田村佳奈美)

【第5章 高齢者の排尿・排便障害】

Q26 高齢者の排尿障害の原因は何?(塚田邦夫)

Q27 高齢者の排尿障害の予防はどうすればいいの?治療・対処法はどうするの?(塚田邦夫)

Q28 排尿回数を気にして水分摂取を嫌がる高齢者にはどのように対応すればいいの?(森茂雄)

Q29 高齢者の便秘の原因は何?(森茂雄)

Q30 高齢者の便秘の予防はどうすればいいの? 治療・対処法はどうするの?(森茂雄)

Q31 高齢者の下痢の原因は何?(小林明子)

Q32 高齢者の下痢の予防はどうすればいいの?治療・対処法はどうするの?(齊藤大蔵)

Q33 便秘と下痢をくり返す高齢者にはどのように対応すればいいの?(齊藤大蔵)

【第6章 高齢者の感染症・褥瘡】

Q34 低栄養と感染症はどう関連するの?(塚田邦夫)

Q35 低栄養ではなぜ術後感染しやすいの?(塚田邦夫)

Q36 褥瘡はなぜ発生するの?(岡田克之)

Q37 褥瘡の予防はどうすればいいの? 治療・対処法はどうするの?(岡田克之)

Q38 栄養を入れても褥瘡が改善しないときはどうすればいいの?(山中英治)

Q39 褥瘡の程度によって必要エネルギー量は変化するの?(山中英治)

Q40 褥瘡の病期によって補うべき栄養素は異なるの?褥瘡患者に適した栄養補助食品はあるの?(山中英治)

【第7章 高齢者の筋力低下と運動】

Q41 高齢者の運動と栄養(代謝)はどう関連しているの?(吉村芳弘)

Q42 高齢者が筋力低下を起こす原因は何? 管理栄養士は何ができるの?(宮島功)

Q43 寝たきり患者の筋力低下を防ぐにはどうしたらいいの?管理栄養士は何ができるの?(宮島功)

Q44 サルコペニアは予防できるの?(吉村芳弘)

Q45 フレイルは予防できるの?(吉村芳弘)

【第8章 薬剤と栄養・食事の関係】

Q46 嚥下機能に影響する薬剤はあるの?(小野寺大樹)

Q47 食欲低下を起こす薬剤はあるの?(小野寺大樹)

Q48 食事に薬剤を混ぜてもいいの?(小野寺大樹)

【第9章 認知症における食事の工夫】

Q49 認知症の原因疾患にはどのようなものがあるの?食事の障害は異なるの?(吉田貞夫)

Q50 認知症で食べられなくなる原因は何?食べられなくなったらどうすればいいの?(吉田貞夫)

Q51 認知症で食べたことを忘れて、何度も食事を催促されるときはどうすればいいの?(森茂雄)

Q52 どうしても口を開けてくれない人にはどのようにすればいいの?(森茂雄)

Q53 口のなかに食べものをためてしまう人にはどのようにすればいいの?(髙橋樹世)

Q54 特定の皿のものしか食べない人にはどのようにすればいいの?(髙橋樹世)

Q55 途中で食べるのをやめてしまう人にはどのようにすればいいの?(髙橋樹世)


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書籍情報

  • ISBN:9784840484121
  • ページ数:184頁
  • 書籍発行日:2024年5月
  • 電子版発売日:2024年5月8日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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